SRF工法による耐震補強は、ほとんどの場合で使い勝手をそのままに耐震補強工事が完了しています
日本を代表する一等地、日本橋の大型テナントビルの耐震補強にもSRF工法が使われています。一般的な耐震補強の場合、耐震診断結果に基づき、不足する強度をコンクリートの壁や鉄骨ブレースなどで補いますが、商業施設の場合、売り場面積の減少や導線の変更を余儀なくされます。SRF工法による耐震補強の場合は、SRF補強材を仕上げと躯体(コンクリートなど)の間に挿入する工事ですので、耐震補強前と間取りや売り場面積をほとんど変えずに済みます。
SRF工法による耐震補強は、有効面積をほとんど変えません
SRF工法による耐震補強の場合は、通れたところが通れなくなったり、使えていたところが使えなくなったり、ということがほとんどありません。新たなコンクリートの壁やブレースをなるべく入れない耐震補強を得意としています。
壁やブレースを入れると通れないが・・・SRFなら大丈夫!
補強箇所・工期等
■物件概要
- 所在地:東京都中央区日本橋
- 用途:事務所ビル
- 階数:地下3階、地上9階、塔屋3階
- 延床:10,555.67㎡
- 構造:鉄骨鉄筋コンクリート造
- 竣工:1963年
- (再開発のため取り壊し)
■工事概要
- 実施内容:柱44本 SRF補強(増設壁併用)
- 工期:2005年1月~10月(10ヶ月間)
1階平面図